効果でない廉価版でも、今の世の中のモノは本当に長持ちします。
日常使いの家具、衣類、電化製品、生活用品……。
「壊れたから捨てる」ということが、ほとんどありません。
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どんなに安いものでも、最初から「何年も使い続けるつもり」で買わないと、壊れる前に処分することになってしまいます。
でも、壊れていないモノを捨てるのって、意外と難しい。
罪悪感が生まれて、つい引き出しの中にしまい込んでしまう。
そんな経験、きっと誰にでもありますよね。
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たとえば、私が今履いているスニーカー。
1万円で購入して、途中1回だけ5000円ほどかけて修理をしましたが、もう8年も履いています。
まだまだ現役。
もし10年に1度の買い替えだとしたら、人生100年でもわずか10足しか買わない計算になります。
それくらい、現代のモノは本当に高品質ですよね。
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1500円くらいで買ったパソコン用のマウスも、なんと17年間も使い続けてようやく故障。
「ついに壊れたか」と思いながらも、むしろ「よくここまで働いてくれた」と感謝したくなりました。
モノの寿命が長くなった今、逆に“使い切る”ことのほうが難しくなっているのかもしれません。
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だからこそ、購入するときには「何年も長く愛用できるか」を意識したいと思います。
長く使う覚悟を持って選べば、きっとモノとの関係も深くなる。
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とはいえ、買ってみたら「やっぱりお気に入りじゃなかった」と気づくこともありますよね。
そんな時は、無理に抱え込まず、感謝して手放すのがいちばん。
リサイクルに出せば、後悔や罪悪感も軽くなります。
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人生は長いようで、あっという間だと思います。
本当に気に入ったモノに出会える時間も、それを大切に使える時間も限られています。
だからこそ、選ぶことも、手放すことも、丁寧にしていきたいです。
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今年は「モノ消費」から「コト消費=経験」にシフトチェンジしたいと思っています!