お小遣いの使い道。
若い頃は欲しいものがたくさんあり、お小遣いが全然足りないと感じていました。
革靴や服、大好きな食器類。
お金があれば、いくらでも使い道があった気がします。
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ところが最近は、
欲しかったものはだいたい揃い、家の収納スペースもだいぶ埋まっています。
「もうこれ以上は物を増やせないなあ」
そんな状態になってきました。
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とはいえ、昔買ったものをどんどん処分できるわけでもありません。
結果として、お小遣いが少しずつ余るようになってきました(処分すればよいだけなんですが汗)。
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そこで、ひとつ実験をしてみました。
自分のお小遣いの予算を少し減らし、
その分を「家族レジャー費」に回すという方法です。
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家族レジャー費とは、例えばこんな使い道です。
休日の外食。
ちょっとした旅行。
少し良い食材を使った自炊。
美味しいスイーツ。
家族で楽しむ体験に使うお金です。
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自分のお小遣いは減るのですが、
その代わり、家族で楽しむ出費をあまり気にしなくてよくなりました。
すると不思議なことが起こりました。
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「ちょっと出かけてみようか」
「今日は少し贅沢な食材を買ってみようか」
「美味しいスイーツでも食べようか」
そんな提案が、気持ちのハードルなく、ごく自然にできるようになったのです。
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休日の体験の幅が、ぐっと広がりました。
そして、予算を気にしすぎず楽しむ、というのは、
想像以上に満足感が高いものだと分かりました。
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ただし、この方法は今の私だからできたのであって、昔は難しかったと思います。
私は、これまで自分の欲しいものにお小遣いをしっかり使ってきました。
過去に、ある程度「自分の器」を満たしてきたからこそ、次の段階に進めたのだと思います。
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もし若い頃に、
「お小遣いを減らして家族レジャー費に回そう」
と言われても、きっと満足できなかったでしょう。
自分の欲しいものを我慢して、心のどこかに不満が残ってしまうはずです。
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まずは自分の器をしっかり満たす。
そして、その器をむやみに大きくするのではなく(大きくできなかった、というのが正しい?)、
あふれた分を周りの器に注いでいく。
そんな順序だからこそ、
自然な満足感が生まれたのだと思います。
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それなりの年齢になって、
ようやく実感できた心地よさです。
人生の段階のようなものを感じたところです。
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今年は「すでに持っているもの」を、愛着を持って使い倒します!