約2ヶ月前から、ロカボの食事を続けています。
きっかけは「血糖値スパイク」への不安です。
食後に血糖値が急上昇し、その後ガクンと下がる現象です。
もともとHbA1Cという血糖を示す値がやや高かったこともあり、食生活を見直すことにしたのです。
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ロカボとは、炭水化物をゆるやかに制限する食事法。
炭水化物量の目標は毎食40g以内。
1日3食で120g以内、さらに嗜好品で10g以内、合計で130g以内に収めるスタイルです。
白ご飯で言えば、40gはお茶碗半分ほどが目安。
そのぶんエネルギー不足にならないように、油やタンパク質をしっかり摂ります。
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炭水化物を完全にやめるわけではなく、毎食きちんと食べるので継続しやすいと言われています。
私も約2ヶ月間、無理なく続けられています。
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実はこの食事スタイルを始めてから、以前よりも1日3食の食事が楽しみになりました。
まず、タンパク質を選ぶのがワクワクするんです。
「今日はこのお肉にしようかな」「あの魚も美味しそうだな」「この調理品、試してみたいな」と、スーパーで選ぶ時間が楽しい。
お値段が少し高くても、質の良いものをしっかり食べようと思えるようになりました。
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そして意外なことに、炭水化物を選ぶ楽しみもできました。
炭水化物は量が限られるので、本当に好きなものを真剣に選ぶように。
白ご飯、麺類、パン、スイーツ……その中で「今日はこれ!」と決めるので、妥協がなくなりました。
「まあ、これでも食べておくか」と惰性で選ぶことはありません!
バターやオリーブオイルをたっぷり使って、40gの範囲で満足感をしっかり味わっています。
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外食の考え方も大きく変わりました。
多くのお店のメニューは炭水化物が多めなので、つい「自分で作ったほうがいいな」と思うことが増えました。
例えばハンバーガーショップに行ったとしても、ポテトも、ジュースも頼みません。
というか糖質量を考えると頼めません。
パンに挟むハンバーグも2枚に増量してもらいます。
はっきり言って変な客ですよね。
なんだか頼みづらくて、自然と足が向かなくなりました。
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その結果、外食は減り、家で美味しいタンパク質料理を作るのが当たり前に。
不思議に思われるかもしれませんが、タンパク質には少しお金をかけても、全体の食費はむしろリーズナブルになっています。
外食の回数や、炭水化物の消費量が減ったからです。
オリーブオイルやバターの消費量は増えましたが、そんなに頻繁に買い増しするほどは使えません。
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毎日楽しみながら続けられているロカボ生活。
「制限する」というより、「選んで楽しむ」食事スタイルに変わったことで、食べることがより幸せな時間になりました。
普段は意識しませんが、「一生の食事回数」は決まっています。
一回、一回の食事を妥協なく、大いに楽しんで行きたいです。
ロカボの食事は、私にそれを気づかせてくれました。
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今年は「モノ消費」から「コト消費=経験」にシフトチェンジしたいと思っています!