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不快や不安を取り除くと「幸せになれる」という考え方

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ノーベル賞受賞者の生物学研究者、本庶佑先生が「幸福感」について、生物学的に考察された本を読みました。

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私たちは「幸せ」と聞くと、欲望を満たすことや、心地よさ=快楽を得ることに目が向きがちです。

しかし、この本に詳しく書かれていますが、五感を通した快感の獲得には「慣れ」や「飽き」が必ずついて回ります。

最初の1杯目のビールはとても美味しいけれど、2杯目以降はだんだん美味しさが減っていくという事例がよく使われますね。

※本書ではルソーが提言した砂糖の楽しみ方の事例が紹介されています。

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一方で、この本で提言されていますが、不快感や不安感を取り除き、心の安定を得ることで幸せになれる、という考え方もあるそうです。

これはとても納得感のある視点だと感じました。

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ここから先は私の感想や考察したことです。

幸福感につながる「欲望」や「心地よさ」の五感刺激は、樺沢紫苑先生の考え方を借りると、

セロトニン的、オキシトシン的、ドーパミン的、の3つに分けられそうです。

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樺沢紫苑先生の本によると、ドーパミン的な幸福刺激は即効性がありますが、長続きしません。

一方で、セロトニン的・オキシトシン的な幸福刺激は慣れにくく、比較的長続きしやすいと言われています。

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セロトニン的な幸福刺激とは、朝日を浴びること、体を動かすこと。

オキシトシン的な幸福刺激とは、大切な人とのつながり。

こうしたものを意識的に優先していくことで、安定した幸福感を得やすくなりそうです。

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次に本庶先生が提言されていた、「不快感や不安感を取り除く」という視点です。

まずは、自分が感じている不安を分類してみるのが良さそうです。

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私は、不安感を分類する切り口を2つ考えてみました。

一つ目は、身体や生活の安全・安心を脅かす不安。

衣食住、医療、金銭的な不安など、生存に直結する原始的・本能的な不安です。

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二つ目は、人のつながりや「責任」に関する不安。

広がりすぎた人間関係、職場や所属組織での人間関係から生じるストレス。

また、与えられた役割や責任を果たせるかどうか、といった不安。

このような現代的な不安です。

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本庶先生の本では、不安や不快感を取り除く方法として、

「あえて耐えられる程度の不快を経験することで、安らかな状態を再確認し、幸福感を得る」

というものが提案されていました。

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私の感想ですが、この方法は、原始的な不安に対しては有効だと感じます。

少し不便な生活や、少々困った体験をすることで、

その後の生活の快適さを強く実感できるからです。

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一方で、人間関係や責任といった現代的な不安には、この方法はあまり効果がないように思います。

現代的な不安は、「普通に」「一般的な」生活をしているだけで際限なく生じてしまうからです。

しかもこの手の不安は「不安の強度」を自分で認識しにくいです。

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この現代的な不安への対処として思い浮かんだのが、

「自作の小屋で暮らそう」という本をロールモデルにした生き方です。

端的に言うと、「普通じゃない」「一般的じゃない」生活スタイルに切り替えるということです。

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生活費を極限まで下げる。

収入を得る必要がなくなるところまで持っていく。

人間関係を広げない。

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そうすることで、責任や人間関係に起因するストレスが生じにくくなります。

人間関係を遮断することで、本能的には孤独の不安が出てくるかもしれませんが、

数人の大切な人とのつながりを維持し、ブログなどで一方向の発信を続けていれば、

孤独ストレスは感じにくいのではないか、とも思いました。

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最後に整理します。

私が考えた、望ましい行動方針です。

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一つ目。

幸福感につながる五感刺激は、セロトニン的・オキシトシン的なものを優先する。

慣れや飽きを防ぐために、ドーパミン的な刺激は限定的にする。

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二つ目。

不安感や不快感を取り除く意識を持つ。

●身体や生活の安全に関わる原始的な不安については、

時々あえて不快な体験をすることで、幸福を感じやすくする。

●人間関係や責任に起因する現代的な不安については、

そもそも不安が生じにくい外部環境を整える。

それが難しければ、人間関係を広げすぎず、予定を詰め込みすぎず、余裕のある体制を心がける。

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「幸せになるために何かを足す」のではなく、

「不快や不安を減らす」という発想。

とても勉強になりました。

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今年は「すでに持っているもの」を、愛着を持って使い倒します!