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世間の「普通の支出」に従ったら、日々の生活費はどうなるかを可視化しました

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社会人になったら、「普通は○○ぐらい買うよね」
「普通は○○するよ」ということを見聞きするようになります。

それでは、その「ふつうの暮らし」をすると、
どれくらいのお金が余って、日々の生活費はどの程度になるんでしょう?

というのを、つらつらとシミュレーションしてみた話です。

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たとえば、こんな人生を考えます。

●大学卒業後、22歳から65歳まで働く夫婦

●夫はフルタイムサラリーマン、
妻は第一子誕生後に退職
→子育てに専念
→落ち着いてからパートタイム勤務で復帰
※夫と妻は入れ替えて考えてもらっても結構です。以下同じ。

●生涯賃金は夫2.5億円、妻4800万円(2人合わせて生涯で約3億円)

●28歳で結婚、子ども2人

●子どもは高校まで公立、大学だけ私立で1人暮らし

●35歳でマンション(3500万円)を一括購入
(想定が甘いかもしれません…)

マンションの管理費と修繕積立金は合計で月1.5万円

●車は1台のみ、
350万円で10年ごとに3回買い替える

●車の維持費は年間20万円
(駐車場代、維持修繕、税金、保険、ガソリン)

●老後資金2000万円を貯める

こう聞くと「まぁ、平均よりちょっといいくらい?」と感じる人も多いかもしれません。

しかし、この条件を全部叶えようとすると、、、

22歳から65歳までの1年間に使える生活費は、
たった「273万円」になります。
(=月23万円くらい、4人家族で)

「え、そんなに少ないの?」と思いませんか?

私は、4人家族で年間273万円では「相当しんどい、、、」という感覚です。
たぶん、我が家だったら、おこずかいは0円です(笑)

この273万円は、「手取り」から住宅・教育・車・老後資金・管理費・車維持費など、
人生に必要な“普通の支出”をすべて差し引いた「残り」です。

家族4人が1ヶ月23万円で生活するには、
・旅行は節約
・外食は控えめ
・スマホ・光熱費も見直し必須
・趣味や習い事はかなり厳選
…という生活になりそうです。

つまり、「ふつうの人生」は「余裕のある人生」とは限らない。

世間で“あたりまえ”とされる暮らしを全部叶えようとすると、
実はかなりギリギリか、赤字になる可能性もあることが見えてきます。

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このように「ふつう」を全部を手に入れるのは難しそうです。

どうにかするには、ざっくり

・収入を増やす

・「ふつう」の支出を見直す

になるかと思います。

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「ふつう」の支出を見直す、ということは

▶「何を大切にしたいか」に優先順位をつけることになります。

書籍「バビロン大富豪の教え」で言われている、

「欲望に優先順位をつけよ」という教えの通りですね。

、、、と、シミュレーションはこんな感じでした。

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細かい計算根拠は次の通りです。

後で見返せるよう、残しておきます。
(数字はざっくりですので、あくまで読み物としてお楽しみください)

↓↓

1.収入の整理

手取り収入(税・社会保険料控除後)
※所得税・住民税・社会保険料の合計:約25%で計算
夫婦合計2億9800万円 × 0.75 ≒ 2億2350万円

2.支出の整理

マンション一括購入:3500万円

マンションの管理費+修繕積立金
月1.5万円 × 12ヶ月 × 30年間(35歳〜65歳想定)
= 540万円

教育費(子供2人)
公立幼稚園〜高校:約540万円/人 → 1080万円/2人
私立大学:約800万円/人(授業料+生活費など) → 1600万円/2人
合計:2680万円/2人

車(3回×350万円):1050万円

車の維持費
年間20万円 × 43年(22〜65歳)= 860万円

老後資金:2000万円

支出合計:
3500万円+540万円+2680万円+1050万円+860万円+2000万円
= 1億630万円

3. 最終的な生活費に使える金額

手取り収入:2億2350万円
総支出:1億630万円
→ 残額:1億1720万円

4.年間生活費(22〜65歳の43年間)
1億1720万円 ÷ 43年 ≒ 約273万円/年

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今年は「モノ消費」から「コト消費=経験」にシフトチェンジしたいと思っています!

そろそろ母の日ですね。