日々の思考

回顧録 私はこうして公務員を辞めました

回顧録、昨日の続きです

家計管理10年以上、理想の人生メモを持ち歩く、、、

それでも30代の頃は特に困ったことはなく

業務にも楽しく向き合えていましたが

人生とは、やはり色々あるもので、、、

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40代前半、特に公務員最後の1年は

本当に気持ちも体もギリギリいっぱいでした

退職の何年か前から、家庭環境のコントロールが難しくなり

業務のコントロールも思うようにいかなくなり

自分自身のパフォーマンスも低下している自覚がありました

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おそらく心的ストレスの影響からか、

片方の耳が聞こえにくくなったり

平衡感覚に問題を感じたり

時には回転性のめまいが生じていました

俗に言う「ミドルエイジクライシス」

だったと思います

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特に、急なめまいについては心配で

“車の運転をしない仕事に変わる必要がある”

そのような思いが日に日に強くなっていました

(ついでに、”飲み会も出張も少ない仕事がいいな”

そのように考えておりました(笑))

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このように、破裂寸前の風船のような状態だったのですが

周囲の皆さんにはそれを悟られないように気をつけながら

とりあえず毎日をがむしゃらに過ごしていた記憶があります

(職場の方々はとても理解してくださり

急な休暇も沢山いただきましたし、

長時間勤務などもなかったので、

私の個人的な問題であったことを申し添えます)

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そして、ある日突然、「よし!退職しよう!」

そう背中を押してくれるきっかけがありました

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私を動かしてくれたのは、以下のYouTube動画でした

2022年12月8日

リベラルアーツ大学、両学長のYouTube

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この動画の中にはいくつもの金言がありますが、

当時の私が特に影響を受けたのは、次の言葉たちです

「努力は過大評価されている
 判断は過小評価されている」

「大事なのは方向性」

「何をするか 誰とするか いつするか」

「そこで、いくら努力しても報われないよ」

「「俺、私の方向性、大丈夫?」
忙しいからこそ、時間を空けて考えてみてください」

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「引退とは、ありもしない明日のために
今日を犠牲にするのをやめること」

「”このプロジェクトが終わったら、◯◯しよう!”

(そう思っていても)

このプロジェクトが終わったら次のプロジェクトが来ます」

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「「インプットとアウトプットが連動しない世界」に足を踏み入れない限り

一生のうちに得られる富の量は決まってしまう」

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「会社員と副業の兼業は、安定感も爆発力もあるが

時間的には厳しい」

「事業の方に全振り作戦の方が(学長は)好き」

※そもそも当時は(今も?)公務員は副業禁止です

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見る人の状況や考え方によって、感想はそれぞれだと思います

とにかく、パンパンの私の心には突き刺さる内容の多い動画でした(^_^;)

また、私の一族は全員がサラリーマンだったので

事業や商売みたいなものをやってみたい、という気持ちもありました

自分自身で多様な体験をして、

子供に、経験に裏付けられた話をしてあげたかったです

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この動画を見た直後、ちょうど良い(?)タイミングで

宿泊付きの出張業務が2つ連続で入っていました

その道中で、、、

「「俺、私の方向性、大丈夫?」
忙しいからこそ、時間を空けて考えてみてください」

はい、考えました!結論は「退職」です

そして出張から戻り、妻に相談すると

「いいよ」と2つ返事でオッケーしてもらい(嬉)、

その翌日に職場の上司にお伝えしました

確か12月中旬ごろだったと思います

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その後は半分夢を見ている感覚で

話はどんどん進んでいき

翌3月末をもって退職することとなりました

十数年勤めた公務員、

ひとまずは

大きな問題なく終えられたことに安心しました

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両学長の今回の動画は、その後も何度も見て、

今でも時々、見返します

また、原著のナヴァル・ラヴィカントさんの本も

私のバイブルになっています

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退職を決断した日からもうすぐ2年

大成功もしていませんし、大失敗もしていません

おかげさまで平穏な毎日を送っております

体調も全快ではありませんが

難聴の自覚症状はなくなり、

めまいも随分減りました

あの時に決断して、本当に良かったと思っています

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「四十にして惑わず」は私には全く当てはまらず

「惑いまくり、ミドルクライシス」でした

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双子の研究から、

「人生中盤以降は、遺伝的素養の影響が強くなる」

ということが分かっているそうです

私の人生選択も、おそらく遺伝的素養の影響もあると思っており、

ある意味、運命というものかもしれません

無理して抗わず、

これからも自分自身と向き合いながら

毎日を楽しんで過ごしていこうと思います

健康、愛、使命、この順番だ。
他に大切なものなど何もない。
(本書より)