我が家は夫婦でお小遣い制を取り入れていて、毎月それぞれ2万円の予算です。
この中から、自分の欲しいものや理美容代、お菓子やお酒といった嗜好品をまかなっています。
ちなみに昼食代はお小遣いからではなく、家計から出しています。
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若い頃は「あれも欲しい、これも欲しい」と思っていて、2万円でも全然足りないと感じていました。
でも年を重ねてくると、身の回りに必要なものが揃ってきて、欲しいものが本当に少なくなってきたんです。
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旅行などに使うのもいいのですが、家族の予定が合わないとなかなか行けません。
中途半端に何かを買うと「使い道を間違えたな」と残念な気持ちが残ってしまうこともあります。
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誕生日や記念日にはお祝いを送り合っていますが、最近は「何か欲しいものを探さなきゃ」という感覚のほうが強くなってきて、ちょっと負担に感じるようになりました。
便利な家電もあるし、欲しいものはある程度そろっているし、無理に高級品を買う必要もない。
むしろ物を増やすと、管理する手間やエネルギーのほうが大きくなってしまいます。
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考えてみると「欲しい」と思う気持ちの半分くらいは、テレビやネットの情報に影響されているのかもしれません。
本当に自分が求めているものを見つめ直すと、簡単に「よし、買おう!」とはならないんですよね。
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結局、「もう十分恵まれているのかもしれない」と思えてきました。
最近の楽しみは、本当にシンプルなもの。
散歩をして、スーパーで「キャベツが安い!」と嬉しくなること。
家に帰れば、お気に入りのカップでコーヒーを飲み、図書館で借りた本やYouTubeを楽しむこと。
それで十分満足できています。
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年を重ねるって、こういうふうに価値観が変わっていくことなんだなあとしみじみ感じます。
きっとそのうちまた欲しいものが出てくると思いますが、今は「物欲のない」この状態を素直に受け止めて、日々の素朴な楽しみを大事にしたいと思います。
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今年は「モノ消費」から「コト消費=経験」にシフトチェンジしたいと思っています!