生物学を学んできて、本当に良かったなと思います。
生物学って、意外と生活のあらゆるところに関係しているんです。
健康、食事、医療、教育、心理、経済——どれも突き詰めれば「生きものの仕組み」に行き着く。
自分の体調管理にも使えるし、人の考え方や社会の動きを想像するときにも、役立つ学問だと思います。
.
高校の頃、本当は生物を学びたかったのですが、「物理の方が受験で潰しがきく」という理由で物理を履修していました。
結果的に物理は得意になり、大学合格の大きな助けにもなりました。
でも、大学に入ってからは迷わず生物を選び、気づけばその深い世界にすっかり夢中になっていました。
.
この経験から今でも強く思うのは、「やっぱり興味のあるものを学ぶ方が面白い」ということ。
面白いと思えるものは、努力を努力と思わずに続けられる。
そして人に説明したくなる。
誰かに説明すると、さらに自分の理解が深まります。
.
今でも、身近な自然や食べ物、健康の話を家族とするときに、つい生物学の話を混ぜてしまいます。
子どもも「へぇ〜」と興味を持ってくれるようで、それがまた嬉しい時間です。
.
もちろん、生物学に限らず、子どもには「自分が面白いと思えること」を選び取っていってほしいなと思っています。
興味のあることをじっくり学べる時間は幸せです。
限られた24時間のうち、「好き」の割合を増やしていく。
そのことにもつながるんじゃないかと思います。
.
今年は「モノ消費」から「コト消費=経験」にシフトチェンジしたいと思っています!