読書記録

投資の最適解を教えてくれる、教科書のような良書 読書記録

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「リスク許容度」の考え方が分かりやすい

 

【読書記録と雑感】
ほったらかし投資術
ほったらかし投資術全面改訂第3版
山崎元 さん 水瀬ケンイチ さん著
朝日新書

今日は読書記録 &雑感です

お金の話 界隈で、いろんな方が良書と進める本
評判に違わず、これは良書でした!!
やっぱり人が勧める本は良いものが多いですね
私のマネーリテラシーは確実にアップしました!!

早速、引用から
【以下本書より引用】
世間では「投資しないと、老後の資金が足りなくなって、不幸な老後になる」と脅す人が少なからず存在しますが(主に金融ビジネスの関係者です)、計画的にお金を貯めて、支出するなら、老後の生活破綻を心配する必要はありません。
人は、投資をしなくても幸せな人生を送ることが十分可能です。
投資は「やらなければいけないもの」ではなく、「やると有利だと思った人がやるもの」というのが、「ほったらかし投資術」の基本思想です。
【引用 終わり】

投資術の本なのに、きちんと
「不安に煽られての投資は不要」
「投資の目的を考えること」についての注意喚起が述べられています
やみくもに投資を進めない姿勢に好感が持てました!

そして、
投資をする際に難しい「リスク許容度」の詳しい説明と根拠
手持ちの資産のうち、いくらを投資に回すか、の考え方ですね
これも大変参考になりました

その説明の中で「360万円」という数字が出てきます
【以下、本書の内容を私が意訳】
360万円は老後30年の生活費、毎月1万円に相当する額
(30年×1万円×12ヶ月)
老後30年間の生活費が毎月1万円減っても大丈夫と思える人は、(本書が進める全世界株インデックスファンドを購入するなら、想定される元本減少リスクが30%程度のため)その3倍である1080万円まで投資できる
【意訳 終わり】

※2024年4月現在なら、円安→円高の為替リスクも考慮すると、元本減少リスクは50%と少し高めに見積もってもよいかもしれません※

投資の損失リスクを「老後の生活費毎月1万円」に落とし込み
肌感覚で判断できるように根拠を示されているのが、実際に投資をする上で非常に実用的だなあ、と思いました

偶然かどうかは分かりませんが
2024年から始まった新NISA も
1年間の最大投資枠が360万円ですね
そして360という数字は「1年364日」にも近い数字なので
覚えやすいですね

投資に興味がある方や
投資をしないといけないのかなと不安をお持ちの方は
販売店舗などで説明を聞く前に、この本を読まれてはいかがでしょうか?

私としては
「迷った時は、また この本を読もう」
そう思える良書でした!!

【本の説明 Amazonより引用】

投資初心者も、もう迷わない
ほったらかし投資の公式本!
ベストセラー『ほったらかし投資術』が7年ぶりの全面改訂!
運用方法が過去2版と大きく異なり、
もっとシンプルに、もっとほったらかせるようになりました。
実行マニュアルから口座の開き方、
素朴な疑問へのアンサーなど大幅加筆で初心者も安心。
2024年スタートの新NISAにも対応。
お金の不安から解放されて、より良い人生を!
【引用 終わり】

 

(Instagramで2023年7月に投稿した内容の修正再掲です)