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歌は楽しい気持ちを運んできてくれると思った話

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私はディズニー映画の「美女と野獣」が好きです。

その中でも特に好きなのが、主人公のベルが物語の冒頭で歌う朝のシーンです。

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あの場面は何度見ても良いなと思います。

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好きな理由は、華やかな非日常や特別な冒険ではありません。

むしろ、とても普通の日常が描かれているところです。

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町の人たちが、

「ごらん、あの子はいつでも、少し風変わり♪」

と歌いながら歩いています。

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歌詞だけを見ると、特別に刺激的な内容ではありません。

大事件が起きるわけでもありません。

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それなのに、みんなが本当に楽しそうなのです。

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いつもと変わらない朝。

いつもと変わらない町。

いつもと変わらない会話。

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そんな何気ない日常を、心から楽しんでいる様子が伝わってきます。

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私は昔から、この映画のそんな雰囲気がとても好きでした。

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「特別なことがなくても、毎日は結構楽しいものなんだ」

と教えてくれているような気がするからです。

(ベルはそれに退屈しているようですが)

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先日、その話を子どもにしました。

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「実はこの歌が大好きなんだよね」

と理由も含めて話しながら、家族で何度か動画を見ました。

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すると面白いことが起きました。

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家族みんなが、その歌を口ずさむようになったのです。

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朝の支度をしながら。

家の中を歩きながら。

何気ないタイミングで自然と歌っています。

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そして不思議なことに、歌っている時はみんな少し楽しそうな表情をしています。

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歌詞の内容はみんなうろ覚えで、結構適当です。

内容ではなく、歌そのものが、楽しい気持ちを運んできてくれているように感じます。

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考えてみれば、子どもの頃はよく歌を歌っていました。

私の母もよく歌を歌っていました。

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好きな歌を口ずさむだけで、少し気持ちが明るくなる。

そんな手軽な楽しみも、なかなか良いものですね。

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今年は「すでに持っているもの」を、愛着を持って使い倒します!